-t (書庫の形式を指定)スイッチ

書庫の形式を指定します。

文法

-t{archive_type}
{archive_type}
書庫の形式を指定します。指定できる形式: *, 7z, split, zip, gzip, bzip2, tar など。 また、 mbr.vhd というように形式を組み合わせる事が可能です。

もし -t{archive_type} スイッチを指定しない場合、 7-Zip は書庫形式の判別に 書庫の拡張子を使用します。また、新規に書庫を作成する際に -t{archive_type} スイッチを指定していなく拡張子もついていない場合、 7-Zip は .7z 書庫を作成します。

圧縮されていない別の書庫が含まれる形式の書庫(例えば、 VHD の中の MBR)を解凍するとき、 7-Zip はそれらを一度に展開可能です。もし書庫内の書庫まで解凍/展開したくない場合は -t* スイッチを使用してください。

メモ: gzip または bzip2 形式は一つの書庫に一つのファイルのみしか格納できません。 そのためこの形式で複数のファイルを圧縮したい時には、 圧縮前に tar 形式の書庫を作ってから圧縮してください。

使用例

7z a -tzip archive.zip *.txt

書庫ファイル archive.zip にカレントディレクトリ上の すべての *.txt ファイルを zip 形式で追加します。

7z t -t7z.split archive.7z.001

archive.7z.001 内の全てのファイルを検査します。 また、この書庫が分割された .7z 書庫であるかも検証します。

7z x -tiso archive.iso

archive.iso から ISO 書庫としてファイルを抽出します。

7z x -tudf archive.iso

archive.iso から UDF 書庫としてファイルを抽出します。

このスイッチと共に使用することができるコマンド

a (追加), d (削除), e (解凍), l (書庫の内容を表示), t (書庫の正当性診断), u (更新) x (フルパスで解凍)